東京慈恵会医科大学の偏差値一覧
| 学部・学科 | ランク | |
|---|---|---|
| 医 | まさか一日3時間の勉強で? | |
| 医 | 70 | |
| 看護 | 54 | |
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東京慈恵会医科大学の2012年赤本
東京慈恵会医科大学は・・・
私立医大御三家の一角を担う
「病気を診ずして病人を診よ」
東京慈恵会医科大学を創立した高木兼寛は、英医ウィリスに実証的、実学的英国医学を学び、その後の5年間のセント・トーマス病院医学校での勉学によってさらにその真髄を把握して帰国した。彼にあっては「医学は実学であり、何よりも病気の予防・治療のためのもの」であった。この信念は帰国早々開始した脚気病の研究において遺憾なく発揮された。当時は、まだ脚気に対するビタミン学説はなく、伝染病説が支配的であったが、高木は軍艦を使った壮大な遠洋航海実験から、栄養欠陥説を掲げ、それによって脚気を完全に駆逐することに成功した。後にビタミンB1発見の功を以てノーベル医学生理学賞を受けたエイクマン(オランダ)が、この栄養欠陥説を発展させ、ようやくビタミン学説にたどり着いたのは22年後の明治39年(1906年)であった。
高木がこのような実学的医学の教育と平行して、あるいはそれ以上の情熱をもって実践したのは、人間形成のための教育であった。医師の前にあるのは、単なる細胞や臓器のかたまりではなく、病に悩む人間そのものである。これに対座する医師たる者は、病者の痛みを共感できる「医の心」をもたねばならない。高木はこの「心」を涵養するために色々と心を砕いた。高木が意図し、またその後長く建学の精神となったものは「厳密な医学に裏打ちされた医術と、あたたかい心をもった医師を育てること」であり、「医学的力量のみならず、人間的力量をも兼備した医師を養成すること」であった。病者の側にたつ全人的医療こそが時代をこえて医師がなすべき使命だからである。現在、この建学の精神は「病気を診ずして病人を診よ」という標語に凝縮され、しばしば用いられている。
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